模試
２、一定の時間内に複数の科目や問題を解く。

問題集
２、自分のペースで問題を解くことができる。

前回の２の部分についてです。ちなみにこの違いも大きいです。
問題集で一つの問題をじっくり解くことは非常に重要です。問題を考える過程で理解が深まり、学習効果も高まるからです。
ただし、入試や試験では時間の制約があります。そのため、制限時間内で得点を重ねていくことも重要です。一つの問題に時間をかけすぎると、他の問題に取り組む時間が不足してしまうという問題が生じることがあります。これはよく聞く話です。

ですから、模試では問題を瞬時に判断し、解答する能力が求められます。また、問題の所要時間や計算量も見極める必要があります。　

要するに、模試と問題集は求めている力が異なるため、同列に語ることはできません。模試では時間内に効率的に解答する能力や判断力が求められます。一方、問題集では深い理解や基礎固めに重点を置くことができます。

これらの違いを理解しておくことは重要です。模試と問題集はそれぞれの特性を活かし、学習の効果を最大化するために組み合わせて使用することが必要になります。